木の文化

そして、日本中の町並みが同一規格の無機質で一様な味気のない姿になった今こそ、コンクリート砂漠の中のオアシスの存在になって町の良さを全国や海外に発信していくことこそが今井町に生まれたものの使命だと考えております。

 

つまり、外材からできた消費文化を悔い改めて、長く大切に使う知恵を今井町から発信して学びとって頂くという事ではないかと思います。

 

大和は本来、奈良地方を指しますが同時に日本全体を指し「和」につながります。

 

今、和の精神こそが大事なときではないでしょうか。

 

飛鳥時代には、聖徳太子が斑鳩の宮から筋違道を経て、今井町にある蘇武橋を渡られ橘の宮に通われておられました。

その折に、聖徳太子は舎人と馬を伴って蘇武の井戸でご休憩されたと伝えられています。

あの有名な言葉「和を以って貴しとなす」と言われました。

 

大きな和である『大和』(やまと)という言葉の中に対峙するイデオロギーを乗り越えるための鍵があると強く考えております。