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公益財団法人十市県主今西家保存会所有 今西家五軒長屋再生案
かつて今井町は、天文年間(1532~55)、一向宗念仏道場(現・称念寺)を中心に形成された寺内町で、かつて織田信長軍と戦って武装解除されてから後は自治都市として発展をした東西600㍍、南北310㍍の町全体が日本で一番多くの伝統建造物が残っている国の重要伝統的建造物群保存地区となっていますが、ヨーロッパでの価値が高くユネスコも当初世界遺産になってくれないかと示唆した経緯がありました。 今回、公益財団法人 十市県主今西家保存会所有の空き家となっている今西家住宅五軒長屋再生案を協議し、国際コンペ運営企画案を作成して東京大学先端科学技術研究センター長・東京大学副学長を歴任された西村幸夫國學院大學観光まちづくり学部初代学部長を渋谷キャンパス若木タワーへ相談に参りました。西村幸夫博士に「路地を隔て空き家となっている今西家五軒長屋と向かいの城野さんの三軒長屋を先駆けて再生する事によってモデルデザインを創り、重伝都市今井町から奏でる町並みというハーモニーの調和をはかれれば後世にかけがえのない遺産をのこせる。建築家にとってこれにすぐる冥利はないでしょう。」とお話ししていただきました。