漆器は、中国から伝来したものであると考えられてきましたが、北海道 南茅部町の垣ノ島遺跡から約9千年前の縄文時代前期の漆器が見つかり、日本の漆の木は日本固有種であることが改めて確認されました。
「漆」は杉や柏などと同様の樹木であるのに、「きへん」を使わず、「さんずいへん」を使っているという事からうるしは生木のみずみずしい樹液であるのです。
うるしの樹液から作り出された潤い(うるおい)のある艶は、四季に富む日本に馴染み、自ずと漆(うるし)という名前が生まれたのではないでしょうか。
使い込むほどに愛着が生じ、自分の時代だけでなく子孫から子孫へ引き継ぎいでいけば何よりの日常品になり麗しい(うるわしい)家宝になるのです。
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